市來綾子

可愛い顔して中身はずっしり
あやこさんのぬいぐるみ

もちこ
ICHIKI　AYAKO

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特別にひょうきんというわけでもない、
言葉が巧みなわけでもなく、
雰囲気で持っていくわけでもない。
あやこさんの面白さは、
ほっこり気を許している時に投げる
辛辣な「ぼけ」である。

初めて会った時、この人は今までに出会っていないタイプの人だと思った。
人見知りかというとそうでもなく、話し方はおっとりだけれど、しっかり話す。
そのうちに子育てを通して彼女のことを知る機会をもらった。
芯が強く、海のように深い心を持つ人だなと思うようになった。
けれど、彼女の奥深さはそこだけではないということもわかった。
彼女の笑いの視点は独特なのだ。

先にご紹介した旦那さまのけんさんいわく、彼女は
「日々、そこはかとなく、スッとぼけている」のだそう。
私はこのフレーズで始まるけんさんの文章が大好き。
日々の彼女の視点が面白おかしく紹介されている。
けんさんのインスタグラムも合わせて読んでいただきたい。
https://www.instagram.com/yatsugata.ken/

ぬいぐるみ

彼女には彼女の世界観がある。その世界観は本当に彼女特有のもの。
誰かからコピーしてきたものではなく、もちろんこれまでの経験が噛み砕かれてそのような世界観になったのだと思うけれど、彼女が好きだと思うその視点、そのままがいいのだ。

こちらが悶々と頭を悩ませている時、頃合いを見てボソッと言う。
その投げられた言葉が小さな針を刺すかのように絶妙に、痛みもなく、風穴を開ける。
それは彼女の技なんだと思う。それが彼女の作品にも感じられる。笑いは重要である。
山あり谷ありいろんな道を歩んできた人が作り出す笑いは、大いに破壊力があるのだと思う。

ぬいぐるみ

市來綾子

1985年茨城県生まれ。
丑年の牛好き。20代は家畜のお産介助やお世話、
畑や食の仕事にたずさわる。
また、育児を通じて食養・代替医療を実践。
2015年に八ヶ岳に移住後は
体と心が解きほぐされる施術や暮らし方を生業とする。
暮らしこそ、その営みが祈りだと感じる日々。
BDI（バイオダイナミクス研究所）リバランスワークコース修了
マタニティセラピスト講座修了　
とくに好きな食べ物は、きな粉と濃いよもぎ餅。　

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