エルサルバドル・チャルチュアパのマヤの土偶です。
年代は先コロンブス期となっております。
エル・サルバドル共和国・チャルチュアパ遺跡群
チャルチュアパ遺跡群は、エル・サルバドル共和国で最も歴史の長い遺跡なのだそう。
この遺跡群は【タスマル】【エル・トラピチェ(El Trapiche)】【カサ・ブランカ(Casa Blanca)】
とその他の地区に分けられています。
チャルチュアパ遺跡群には先古典期前期に人が住み始めたとされています。
そして、先古典期中期には、この遺跡群最大のピラミッドがエル・トラピチェ地区に造られました。
その後、先古典期後期には中心をカサ・ブランカ地区に移し、
古典期前期にはタスマル地区が中心となったとされています。
タスマル地区はスペイン征服期まで、チャルチュアパ遺跡群の中心として栄えたと言われています。
マヤは16世紀初頭にスペイン人によって征服されるまで、2000年の間、
独自の文化をメキシコ南東部からグアテマラ、ホンジュラスにかけて開花させた人たちです。
古典期後期のマヤ衰退に伴い多くの遺跡が放棄されやがて埋もれてしまいました。
エルサルバドルのチャルチュアパ遺跡群はマヤ文明圏の南東端にあたります。
オルメカ文明の影響を残す先古典期、土で大型建造物を築いて繁栄した古典期、
メキシコ中央高原の影響を受けた後古典期と、各時代にわたり文明の痕跡を見る事が出来る
興味深い地域なのだそうです。
■サイズ:60×45×32mm
■重さ:63g
■産地:エルサルバドル・チャルチュアパ
■年代:先コロンブス期